2016年11月10日木曜日

まわり道・・・「畑から甦ったクルマ」/青森・三沢市にて

「高速有鉛デラックス・54号」(2016.10/内外出版社刊)で
その存在を知ったんだけど・・・まさか、その本物に遭遇できるとは(@_@;)。
2016年10月30日(日曜日)。三沢市の航空科学館・駐車場で開催された
「クラシックカー・ミーティング」に出品された゛奇跡の一台゛。
昭和44年式(1969)、ニッサン・プリンスホーミー・マイクロバス
(B641A型)です。
ニッサンプリンスホーミーとは・・・
もともとはプリンス自動車工業が発売した、小型トラック「ホーマー」の派生車種で
マイクロバス等に与えられた名前であります
(9人/15人乗り他・1965年発売)。
その後、日産自動車との合併で
「ニッサンプリンス・ホーミー」→「日産ホーミー」となり
1976年のモデルチェンジまで販売されたクルマであります。
なんでも畑で倉庫になっていた、この個体。
トラクターで引っ張 り出し、なんとか゛実走可能゛な所まで直したクルマとの事。
ちなみに、このオーナーさん・・・
以前、記事にした「むつ湾クラウン」のオーナーさんでもあります。
辛うじてオリジナルの塗装が残る、このクルマ
以前は、左官屋さんの社用車だったとか。
(会社名もうっすら残ってます)
窓の面積が小さいので、横から見ると長く見えますけど
全長は、現行のハイエースやNV350キャラバンの標準的なボディーと
幅も長さも、ほぼ同じ。
(※ホーミーの全長×全幅×全高mm/ 4.690 × 1.695 × 1.920)
オーナーさんの御好意で、クルマの中も見せて頂きました (→ありがとう!!)
運転席は、見た目以上に結構「タイト」・・・
「AMラジオ」と「だるまヒーター」を備えています(当時のオプションかな?)。
客室はこんな感じ・・・補助席を合わせて15人乗り。
シートがすべて残っていたのは、奇跡的。
長い間、畑で眠っていたクルマなので
床の穴開きや、むき出しになったベニヤ板は「ご愛嬌」(^^ゞ。
ちなみにこの日は、オーナーさんが所有する
トラック版の「日産プリンス・ホーマー」と並べて、展示していました。
でも、注目度は「ホーミー」が・・・やっぱり上だった様な??。
写真右が「日産プリンス・ホーマー」
「畑から甦ったクルマ」・・・まったくもって゛恐るべし゛
本日はここまで