2014年5月23日金曜日

完全ノーマーク・その5/十和田市にて

映画「八甲田山」(1977年/東宝)の中で
弘前第31連隊・雪中行軍隊の福島大尉が、゛八甲田越え゛のために
熊の沢より、案内人を立てる場面がある。

やがて八甲田を踏破したのち、いざ案内の任を解く場面で、案内人たちは
「八甲田で見た事は、一切口外してはならん」と言われる・・・
雪中行軍の話は、諸説あるものの
熊の沢より案内人を立てた事(7名)と、昭和の初期まで
八甲田で見た事を語らなかった事は゛事実゛である。
そんな案内人たちの功績を讃えて、建立されたのが
この「東道旌表碑」゛とうどうせいひょうひ゛と読みます。
(「東道」は案内人、「旌表」は賞賛の意味との事。)
昭和6年に建立された、この碑
いまでも青森県道40号(青森田代十和田線)沿いに、ひっそりと佇んでます。
実は書いた自分も、この碑の存在を知ったのは
わりと最近の事・・・また゛ノーマーク゛でした。
地元のことなのにね。

本日はここまでっ    2014.5撮影

【その後のハナシ・・・】

それまでは、碑のある、柏(かしわ)地区で管理していた「東道旌表碑」は
平成28年(2016)8月に、十和田市へ寄贈され
同年12月に、台座部分等を作り直すなどして、現在に至っております。

※2017.4 撮影・追記

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